#1 蜘蛛男が繋ぐ the end の余韻 月波与生

今日の川柳
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1回目。
毎日川柳ということで、これから(ほぼ)毎日、川柳を一句選んで感想を書いていきます。

最初は自句を選んだ。今後自分の句を選ぶことはないだろうから。

蜘蛛男は江戸川乱歩を思い出す人もいるだろうが、この蜘蛛男は仮面ライダーのほう。

仮面ライダーの第1回目に登場した怪人が蜘蛛男。

初期の仮面ライダーの映像は小学校低学年の自分には結構衝撃的だった。

特にライダーに倒された怪人が敗北のペナルティーとして

泡になって消えてしまうという敗北はトラウマになった。

「負けたものはどうなるのか」を映像でみた最初であった。

あのとき、仮面ライダーを観なかったら、蜘蛛男を見なかったら

もう少し敗北に対して大らかな子ども時代を過ごせたかもしれない。

敗北したときのペナルティーを蜘蛛男から学んだが

自分が負けても泡になって消えることもなく(泡になって消えたかったことはあるが)

なんとか毎日をやり過ごしてここまではこれた。

the end の余韻はずーと残っている。

(5・7・5作品集 Picnic No.6 2022年7月1日発行 TARǑ冠者 )

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