#7 わたくしはひょうたん島の成れの果て 奈良一艘

今日の川柳
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もはやわたしは成れの果てだ。
日本という国が成れの果てだ。

夢と希望の象徴であったひょうたん島は沈没寸前で
目的もなくプカプ浮いているだけだ。
夢は終わったのだ。

立ち上がるには気づくことが大切で
この句には励ましがある。

成れの果てと自覚しても人生は続く。
その人生もかけがえのないものだから。

わたくしはひょうたん島の成れの果て 奈良一艘 (おかじょうき 2022年9月号収録)

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