さみしい夜の句会報 第235号を発行しました

さみしい夜の句会
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Sasin TipchaiによるPixabayからの
画像

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さみしい夜の句会報 第235号(2025.8.17-2025.8.24)

第235号の参加者は54名でした。ありがとうございました。参加された方の1作品以上を掲載しました。掲載のない方、誤字脱字等ありましたらDMにてご指摘下さい。投句はテキストにてお願いします。テキスト以外の投句は週報に反映しませんのでご注意願います。

さみしい夜の句会のアカウントをアクティブな状態で維持していくため、最近投稿のないフォロワーの方のフォローを解除させていただきます。句会でいうと最近来なくなった人が座っていた席を新しく参加してきた人に開放するようなイメージでしょうか。句座を能動的な場所とするための措置としてご理解いただければ。もちろん再投句という形での復活を期待しております。

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◆ 参加者(54名)

クイスケ,、紺野水辺、空野つみき、猫塚れおん、しまねこくん、宮坂変哲、ぺろぼっこ(のろわれたぺろ)、雪平千星、笛地静恵、汐田大輝、石原とつき、雷(らい)、あしあと、ゆうたま、しろとも、非常口ドット、yuto_pachypodium。西沢葉火、宙ひろり、TATSU、東こころ、カオルル、蔭一郎、石川聡、山田真佐明、西脇祥貴、岡村知昭、塩の司厨長、鈴木正巳、山羊の頭、ひいらぎ、季川詩音、古城えつ、まどけい、岩谷浩司、不思議な話のアイン、もりや、下野みかも、nes、萬某、牛田悠貴、砂原妙々、リコシェ、何となく短歌、彩葉(いろは)、suzume suzuki、菊池洋勝、江口ちかる。、ごかん塾、大迫秀雪、川合大祐、ふくろうたかこ、名犬 ぽち、月波与生

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◆ 川柳・俳句

人形を実家扱いしないでね クイスケ

うるわしい音色マネキンの赤子 クイスケ

ヘソ曲げてかけ子華やぐカンボジア クイスケ

流れ星あやつるような夜釣りかな 紺野水辺

二〇〇三年浅野忠信のざらざら 江口ちかる。

ぬばたまの苦労キラキラしく撒いて 石川聡

おにぎりに思考停止の呪文_巻く 石川聡

サルトルとサルトリイバラひとはじゆう 石川聡

つくつくとぼうし派きのこたけのこ派 しまねこくん

年取つて丸くならない秋の浜 しまねこくん

客引きにすぐ囲まれる葡萄狩り しまねこくん

目を離すときだけ墜ちる流れ星 suzume suzuki

エンジンが川沿いでしかかからない 蔭一郎

好きな子のお化けに退治されて寝る 蔭一郎

髪型がきまらずひとり秋遍路 蔭一郎

折り鶴の首から喰い始める蝗 蔭一郎

真ん中に翼が生えてマスカット 蔭一郎

好きな子にぼくはペダルとして飼われ 蔭一郎

森にいる少女はすべて毒キノコ 空野つみき

了解とありがとうを間違えて月 空野つみき

ポーカーが下手で粘土に包まれる 空野つみき

イマジネーションを鼻につけダッシュ 牛田悠貴

黄泉に行く空港コレクターと共に nes

睡蓮に侵略されて終わる星 汐田大輝

江ノ島が見える手前で燃やす手記 汐田大輝

無罪なら早くパセリにしてくれよ 汐田大輝

水すまし雨と一緒に降ってくる 宮坂変哲

蛇尾で死を跨いでる中島みゆき 西脇祥貴

いいんだようさぎのうなじからけむり 岡村知昭

夏風邪はメールアドレスコピーして 山田真佐明

たねもしかけもない無粋な滝つぼと闘う理由 石原とつき

地球空洞説は紋切り型なお囃子なのだ 石原とつき

あの夏のトカトントンは中華飯 TATSU

書き順の違う丸から抱きしめる しろとも

コンビニを更地にみたコンビニの窓から 雷

   *

きみといっしょなら どこにでもいくよ ぺろぼっこ

あわない小説とたまたま駅で会った日曜日 笛地静恵

ネッシーの背鰭をつかむインターン ゆうたま

夏風邪や近所の医者へ行きにけり yuto_pachypodium

ハムを挟んでいる祈り 西沢葉火

きみのそれをねんね薬と呼んでいる 宙ひろり

突然のDM美しい浮気 東こころ

つままれて真夜の色なす葡萄かな カオルル

チンチン電車の日トロリースパーク星になる 冬野志奈

こぼれ話にぼた餅も 塩の司厨長

銀漢や五線譜に書く曲浮かぶ 鈴木正巳

そばうつ側に むちうつ無知に 山羊の頭

未来行きのお客様は乗り換えを 季川詩音

肉まんを根性論で塗り潰す 不思議な話のアイン

日毎に星の配置が変わってしまった もりや

ぼくにだけ迎えはこない 砂の城 下野みかも

猫の子に恋をするなり俳句の日 まどけい

抽選日/当たらないのに/待つ明日 彩葉

   *

ろくでなしを探す渋谷交差点 月波与生

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◆ 短歌

信じてる。欠けたコップに唇の熱をあげよう滲むペチュニア 砂原妙々

踏ん張って切符を握り踏み出せばホームがきっと私の未来 古城えつ

感情の名前を探しゆっくりと歌集をめくる夜はやさしい 非常口ドット

もがくより体の力抜いてみる溺れる時は大の字で浮く 猫塚れおん

   *

起き抜けの頭痛は鍋に着いた焦げ昨日の夜は何をしてたろう 雪平千星

伝えるよ、飢えた君に「愛してる」 だからタイムマシンをちょうだい あしあと

便りなく 気になりいつも 私から ただ生きてれば 丸々儲け 岩谷浩司

呼び合ってみんなで遊んだ思い出のあの家にまた来られたんだね ひいらぎ

したいこと したくないこと すべきこと がんじがらめの脳内フリーズ 萬某

暑い中背伸びして見た花火よりFireworksシミュレートして夏 リコシェ

海を見に行かずに終える人の眼に波打ち寄せる浜辺を見せる 何となく短歌

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◆ 詩

手持ちの水面に触れ
波紋がひとつ

触れるたび
疼く指先から
ひかりが滲んで

数式に編まれた
幾何の螺旋が
体を満たし

私の未来を
日常を
夢を
繰り替えていく

羽ばたいてみても
風さえ図面の線を辿り

その影は
生の錯覚のままに
やがて虚空に融けて消ゆ (榎田ブショネ)

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◆ 作品評から

年取つて丸くならない秋の浜 しまねこくん
 ~濃い炭酸水(アルコールは無し)も刺激があって良かった!ヒリヒリ来ました!製品名は忘れてしまいました。(ごかん塾)

サルトルとサルトリイバラひとはじゆう 石川聡
 ~はい、ありがとうございます。流石の反射神経でございます。そうです、ヒトハジユウ(大迫秀雪)

地球空洞説は紋切り型なお囃子なのだ 石原とつき
 ~アガルタ・チルドレンの脳内磁石(川合大祐)

ハムを挟んでいる祈り 西沢葉火
 ~そのジャムはスペアリブ用(ふくろうたかこ)

好きな子にぼくはペダルとして飼われ 蔭一郎
 ~これカッコいいな。(石原とつき)

月夜なら日傘にするよ  西沢葉火
 ~夏炉冬扇、月夜に日傘。夜をゆく日傘を月光がやわらかく照らす。これだよ、このやわらかさを、この日傘は求めていたんだよ、との自画自賛。日傘のほんとの気持ち、知らないくせによく言うよ。月夜に日傘。ゆらゆらと夜をゆく。月夜は、これから。(岡村知昭)

客引きにすぐ囲まれる葡萄狩り しまねこくん
 ~ちょっとえっちなブドウ狩り ああ(名犬 ぽち)

きなことこなき(回文?)もしもしかめかめあめあめふれふれ(…元気でね) 石原とつき
 ~石原とつきさんは自由でいいな。生きているのが辛い人は一日3句朝昼晩、石原とつきの川柳を読むことオススメする。(月波与生)

指を洗い続けて 骨 石川聡
 ~満天の星では現在「ジュ二ークの山文学書」を募集中であるが厳密にいうとこの作品はジュ二ークではない。が、完成度の高いこの手の作品をどう扱うかは選者の悩ましい出来事になるだろう。(月波与生)

夜景とは深夜2時すぎの乳首 山田真佐明
 ~実はいま何時川柳(と勝手に読んでいる)は好きじゃないのだけどこの句は成功している。上五のクールな言葉で始まり下五の湿度の高めの言葉へ向かう推進力、すごくいい。 (月波与生)

ケンタウロスとミノタウロスが交尾
 ~どちらも下半身と上半身が異なるもの同士ですが、その人たちによる交尾とはいったいどんなものなのか。しかも、下半身同士、上半身同士は異なるわけですから、苦労もありそうです。(季川詩音)

おにぎりに思考停止の呪文_巻く 石川聡
 ~アンダーバー … _ 巻き尺の様に映りました 皆さんの会話垣間見て つい…脇から    …幼稚な感想スミマセン.。o○(mikisuzu)

抽選日/当たらないのに/待つ明日 彩葉
 ~チケットや、グッズなどの抽選って当たらないのになぜか明日を待っている。それはきっと少しの望みにかけているからなのかもしれません。(季川詩音)

あわない小説とたまたま駅で会った日曜日 笛地静恵
 ~「あわない」と思うのに、たまたま出会ってしまう。せっかくの日曜日が台無し。気分が沈む。でも、出会いとはそういうもの。駅で誰かが読んでる小説の表紙に、心が動く。以前買ったのに読めなかった一冊。日曜日。本屋に行こう。読もう。ほんとに「あわない」のか確かめよう。(岡村知昭)

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◆ 第235号句会報ダウンロードはこちらから

第235号句会報(PDF)

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