#2 くちびるにウエハースと川柳ステーション2022~川柳の話  

川柳のいま
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くちびるにウエハース

6月28日(奥付によれば)、なかはられいこさんの句集『くちびるにウエハース』が発行されました。

前句集『脱衣所のアリス』からは21年ぶりの句集とのこと。

21年ぶりとはいえその間に発表された作品は「We ARE!」、「ねじまき句会」で読めるので

句集にはどの句を載せてどの句を落としたのかにも興味がありました。

全5巻でもよかったのに。

好きな句はいろいろあるのだけどあえて一句あげるならば

  鉄塔は鉄の頃からさびしがり なかはられいこ

自分の中ではこの句を読んだとき感じたイメージが「さみしい夜の句会」へ続いていきます。

はじめて川柳にふれる人のはじめて良く句集としてたくさんの人に読まれてほしい。

意味がわからなくても声に出せばくちびるがヨロコブ川柳。

『くちびるにウエハース』はそんな句集です。

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川柳ステーション 2022

そのなかはらさんが特別選の選者をした「川柳ステーション2022」が7月2日に開催されました。

青森県ではコロナで中止が続いた中で最初に再開した川柳大会となりました。

むさし代表の開会のことば

感染者がまた増えて来ている状況の中で今後のことはわからないですが

ワクチンンの4回目の接種も始まって来たことだし

他の大会もなんとか続いてほしいものです。

席題なしの宿題2題プラス特別選1題と、大会としては少なめでしたが

そのぶんゆったりと時間は流れて

2年半ぶりの川柳大会は旧交を温めるのにはよかったのではないでしょうか。

特別選は青森と名古屋をZOOMで繋いでリアルタイムに披講から議論

ねじまき大賞発表まで行いました。

マイクの調子が良くなかったのが残念ですが

会場(インライン)とオンラインを混合した大会ははじめてではないか、と思いました。

ZOOMを使ったねじまき句会のみなさんの披講

遠く北海道から、浪越靖政さん、河野潤々さん、四ツ屋いずみさんが見えていて

二次会までお付き合いいただいて親交を深めさせていただきました。

北海道よりお越しの浪越靖政さんの披講

ねじまき大賞を発表するとフライングになるのでやめといて

なかはらさんと瀧村さんに取っていただいたぼくの句を書きます。

  河童祭カッパとかっぱらしい人 月波与生

では、来週また。

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