基本データ
文・絵 鈴木まもる
出版社 あすなろ書房(1,500円+税)
始めたら終わらないのが戦争
2022年、ロシアがウクライナに侵攻した。
それから毎日たくさんの人が死んでいる。
戦争で戦っているウクライナ兵もロシア兵も死んでいる。
戦争に反対しているたくさんの人も戦争にまきこまれ死んでいる。
たくさんのウクライナに住む人がうんざりしながら避難した。
ロシア兵ももううんざりだ戦いたくないといって戦っている。
みんな戦争にうんざりしている。
それでも戦争はつづく。
始まったら止まらなくなるのが戦争だ。
何百万人死んでも国が燃え尽きても
終わらないのが戦争だ
だから 戦争を始めちゃいけないよ
彼らはなぜ戦争をやめることができたのか?
これは第一次世界大戦中戦場であった本当の話です。
彼らはなぜ戦争をやめることができたのでしょうか。
この絵本を読めはその秘密がわかります。
でもそれはむずかしいことではなく
わたしたちすべての人間が持っているものです。
わたしたちが持っているもので
戦争をやめることができるのです。
この絵本を紹介した記事
1914年の“クリスマス休戦”を美化すべきでない理由、あるいは『大いなる幻影』に関するささやかな試論
100年前の奇跡「クリスマス休戦」 第一次世界大戦中に敵同士がともに祝う(動画)
絵本をよむことの大切さ
ロシアがウクライナに侵攻したニュースを子どもたちはどのように見ているのでしょう。
そのことを子どもから訊かれたとき、おとなは何と答えればいいのでしょう。
「良い戦争というものはない すべての戦争は悪いことなのだから」
と即座にいえるおとなでありたい。
この絵本を読んでどんな感想を持つかは子どもたちの自由です。
戦争とはなにかを知らなくても子どもたちのもつ想像力で
かけがえのない物語として記憶されていくことでしょう。
そして、毎日忙しい大人のみなさん。絵本なら数分で読むことができます。
1日の終わり、眠る前の数分間を絵本を読みながら現代を感じてください。
1日1冊眠る前に絵本を読み、それが1年続いたら…。
今、想像できる以上に素晴らしい生活を送ることができることでしょう。
絵本を読む生活を始めてみませんか。