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さみしい夜の句会報 第262号(2026.2.22-2026.3.1)
第262号の参加者は47名でした。ありがとうございました。参加された方の1作品以上を掲載しました。掲載のない方、誤字脱字等ありましたらDMにてご指摘下さい投句はテキストにてお願いします。テキスト以外の投句は週報に反映しませんのでご注意願います。
Xの不具合なのかどうか不明ですが #さみしい夜の句会のタグを付けて2月23日以前のポストに遡れません。23日以前に投句した人で今回作品の掲載が無い方はDMにてお知らせください。正常に戻ればいいのですが。
◆ 参加者(47名)
クイスケ、エミリー・メープル・ボーン、カオルル、佐井杜有、しまねこくん、空野つみき、松本清展、山田真佐明、桑原雑、汐田大輝、鯖詰缶太郎、笛地静恵、織田奇妙丸、塩の司厨長、しろとも、月階柚、Nichtraucherchen、水の眠り、西沢葉火、いいひ ざわざわ、片羽 雲雀、西脇祥貴、雨声、longroof、東こころ、あづみのマルコ、非常口ドット、台風のめ、Tohiki Horikoshi、不思議な話のアイン、鈴木正巳、田中美蟲角、岡村知昭、牛田悠貴、まどけい、藤岡あや、小沢史、栗井ゆずる、大山 晶子、なさわご、季川詩音、真白(ましろ)といいます、水彩、薊桜蓮、リー、七澤銀河、月波与生
◆ 川柳・俳句
アボカドとサロメの音を求めなさい クイスケ
あなたの混乱する乳首を見せて クイスケ
母の日のケーキをそっと噛む初号機 エミリー・メープル・ボーン
他人事のやうに雪崩に身をまかせ カオルル
風船と風船売が飛んでゆく カオルル
春の風邪わたしは銀の人らしく カオルル
午後の日のまどろみ磯巾着開く カオルル
凍夜ってメニューのいちばん下にない? 小沢史
虚無僧はコインロッカーにあります 岡村知昭
パブロフの階級が垂らしていった 牛田悠貴
木星がアイリスアウトしばし闇 アイン
コアラ比で確度の高いネグレクト 汐田大輝
囀りにならない声は凍らせる 汐田大輝
練馬から棚引いているラスベガス 汐田大輝
えびせんの香りにつられバイトする 山田真佐明
にんげんのやくにたたない鼓動だよ 空野つみき
グッピーの水槽底の不発弾 佐井杜有
お見合いをさせる磯巾着の部屋 しまねこくん
いずれ盗む絵本の中島みゆき 西脇祥貴
くだらない人生だねとマグノリア しろとも
*
なごり雪だって俺って罪な奴 松本清展
たてつけの悪い季節に 卑猥な襖だ 鯖詰缶太郎
ビル風が 明るい夜を 凍てつかせ 織田奇妙丸
まくら反芻凍てる夜に 塩の司厨長
審判の日と縁はない Nichtraucherchen
湯たんぽにコーンポタージュ 西沢葉火
囀りも薄紅梅にほころびぬ 片羽雲雀
スキームのK点越えの雪しまき 笛地静恵
匂わせてしまいましょうか春の月 東こころ
くしゃみしてラからはじまる夢をみる しろとも
乗り合わすフェリーの花嫁風光る 鈴木正巳
まぜそばのずしりと重き春時雨 田中美蟲角
煮凝や我が妹は反抗期 季川詩音
ユーカリの倒木ありて春近し まどけい
娘(こ)から孫命繋いで雛飾り 真白
君たちは成就してくれ猫の恋 水彩
*
芋虫に戻り冬眠から醒める 月波与生
◆ 短歌
この町には街灯を灯すお金が無いから関東平野は真っ黒な海 藤岡あや
指さきでかぞえてゆけば鳥肌の粒へ粒へと春雨落ちる 台風のめ
開くたび地下アイドルの裏ピース壁紙にある俺の本性 水の眠り
あー同じ街で仕事してたんだな今日俺は大谷翔平と longroof
樹樹の中 海の奥底 君の傍 死にたい場所を探して生きてる 月階柚
*
平日は早起きだから早く寝る八時半には寝るのが理想 いいひ ざわざわ
貧しさに閉じ込められてパズル解く 欠いていると鍵が開かない 雨声
甘きもの喉に残して別れたる飴玉のごとあなた溶けゆく あづみのマルコ
繁華街をたくさんの人が歩くたくさんの孤独が 非常口ドット
浮かれ猫少し静かにしやしゃんせ 辻の地蔵も顔顰めをり 登志喜
野兎を追いて山みち迷いみち桜も夢も宵に香るか 栗井ゆずる
爪先が凍り付くよな寂しさはこの心臓の渇きのせいだ / 七澤銀河
◆ 詩
太陽と鉄
月とコンクリート
きみのなかの
懐かしい場所で
夢を食むだけ(桑原雑)
◆ 作品評から
トンネルの遠くきこえる藍の花 空野つみき
~「トンネルの」と書いて何かの音を想像させているのは上手い。「藍の花」でも悪くはないがきれいにまとまってしまうので、読み手の予想を裏切る言葉を置いても良いかも。(月波与生)
読みかけのページの外にある昼間 蔭一郎
~視線の動かし方がうまい。(月波与生)
すでに共犯ころがるボタン電池 輪井ゆう
~ボタン電池を使用するのは小さな機器だろう。盗聴器?「すでに共犯」というのが不安を募らせる。(月波与生)
少年が旅の土産に買う木刀 宮坂変哲
~その昔真面目な学生はペナントを買い不良は木刀を買って戦闘能力を上げていた。(月波与生)
雪道に大福3個忘れてる 山田真佐明
~雪玉かと思ったらなんと大福!ってそんなことはないだろうが豪雪地帯の不条理を感じさせるおかしさがある。こういうとぼけた感じって狙って出ない味なんだよね。(月波与生)
UFOに団塊世代監視させ クイスケ
~団塊世代はワタクシが社会に出たときは上司として君臨していたので尊敬できる人もいれば邪魔な人も多かった。クイスケさんは邪魔にせずUFOをい監視させるという役目を与えている。(月波与生)
玄関に踏絵裏口にも踏絵 しまねこくん
~出入りするたびに踏絵を踏む生活。なかなか切支丹的だと思う。(月波与生)
回転が不足している玉子焼 汐田大輝
~フィギュアスケートを観ていると解説の人が「今の3回転は回転不足のため減点ですね」というあれですね。卵焼きもくるくるさせて作るのでそちらも回転不足だと。(月波与生)
練馬から棚引いているラスベガス 汐田大輝
~「練馬から棚引いているラスベガス」。なんかロマンチックですね。「この景色は日本の練馬から来てるんだぜ」っていう会話が聞こえます。眠らない街とも言われるラスベガスですが、この日だけは気持ち良く寝ていそうです(季川詩音)
繁華街をたくさんの人が歩くたくさんの孤独が 非常口ドット
~自由律俳句も良いですよね とても好きな俳句です(薊桜蓮)
乗り合わすフェリーの花嫁風光る 鈴木正巳
~こんな句 とっても好きです!(リー)

