さみしい夜の句会報 第249&第250号(2025.11.23-2025.12.7)
第249号&第250号の参加者は82名でした。ありがとうございました。参加された方の1作品以上を掲載しました。掲載のない方、誤字脱字等ありましたらDMにてご指摘下さい投句はテキストにてお願いします。テキスト以外の投句は週報に反映しませんのでご注意願います。
2週間ぶりの句会報となります。この間に青森はすっかり冬景色となり昨夜は地震があり慌てました。まだ余震がありますがこのまま落ち着いてくれることを祈るばかりです。年賀状はどうしようとか毎年ギリギリになってからあたふたしている師走です。
◆ 参加者(82名)
ク イ ス ケ 、 カ オ ル ル 、 し ま ね こ く ん 、 中 村 マ コ ト 、 鈴 木 正 巳 、 藤 岡 あ や 、 モ ロ ッ コ ひ ろ み 、 猫 屋 敷 メ グ ル 、 堀 川 朽 葉 、 石 原 と つ き 、 石 川 聡 、 西 脇 祥 貴 、 砂 の よ う な 、 蔭 一 郎 、 安 藤 蜜 豆 、 空 野 つ み き 、 水 の 眠 り 、 中 川 晶 子 、 都 ま な つ 、 Nichtraucherchen 、 山 田 真 佐 明 、 西 沢 葉 火 、 ひ い ら ぎ 、 笛 地 静 恵 、 真 白 ( ま し ろ ) と い い ま す 。、 佐 井 杜 有 、 ひ い ら ぎ 、 Chronic 、 汐 田 大 輝 、 も り や 、 青 海 波 、 銀 蔵 、 な さ わ ご 、 し ろ と も 、 塩 の 司 厨 長 、 三 明 十 種 、 西 沢 葉 火 、 美 蟲 角 ( び ち ゅ う か く )、 休 職 さ ん ( 仮 )、 江 口 ち か る 。、 涼 、 宮 坂 変 哲 、 気 ま ぐ れ さ ん 、 ア リ タ 別 館 、 胡 椒 黒 、 akao 、 不 思 議 な 話 の ア イ ン 、 何 と な く 短 歌 、 雷 ( ら い ) 、 あ づ み の マ ル コ 、 夜 ポ エ ム 寄 る ? 、 水 彩 、 季 川 詩 音 、 片 羽 雲 雀 、 砂 原 妙 々 、 天 然 石 ア ク セ サ リ ー kiki’s 、 ま ど け い 、 霧 雨 魔 理 沙 、 ぼ ー け ろ い ど 、 え み 、 非 常 口 ド ッ ト 、 岡 村 知 昭 、 東 こ こ ろ 、 Haiku Lens 、 ぺ ろ ぼ っ こ 、 輪 井 ゆ う 、 雨 声 、 鯖 詰 缶 太 郎 、 ゆ ず る 、 下 野 み か も は 通 販 準 備 中 、 あ し あ と 、 半 岬 チ ロ 、 リ コ シ ェ 、 小 沢 史 、 赤 ち ゃ ん 、 aoiaoi 、 松 本 清 展 、 さ ち の 扉 、 榎 坂 蓬 ゐ 、 yoshito 俺 流 で す が 。 な に か ? 、 F ・ 骨 、 と る ば ど ー る 、 よ も や ま さ か 、 月 波 与 生
◆ 川柳・俳句
韻を踏む金魚の後ろ足が折れる クイスケ
頭痛にも眠れぬ夜があるという クイスケ
それとなく炎をまとう藤井風 クイスケ
クチバシの隙間を勝手口にした 山田真佐明
垂れ乳は朝もやに泣く鶏を見て 山田真佐明
朝刊の運び屋だから夢をみる 山田真佐明
小夜時雨あなたに逢いたいと思う 真白
なにもかもおにぎりにして狂いたい 真白
少年の巣にネグリジェを詰めていく 空野つみき
うっとりとドリンクバーになってゆく 空野つみき
地図帳のゆめまぼろしを塗り潰す 空野つみき
眠ろうか、ベロアは人のいない国 空野つみき
起きなさい鼻毛を青くしてあげる 岡村知昭
回送と知りつつ追えば12月 しろとも
最期までプラスチックのお父さん 宮坂変哲
古井戸の迷子センター 都まなつ
不幸はブルーハワイ味 都まなつ
幾度寝の二人三脚 都まなつ
ひっつき虫のばかな海 都まなつ
ながれぼし兼メロンパン 都まなつ
白旗と同じ意識を持つて葱 しまねこくん
二周目は鳥が渡つてゐる句集 しまねこくん
なるようになつて海鼠の勢揃い しまねこくん
さしあたり柿の落ち葉をコレクション 中川 晶子
デフォルトは二次元なのか虫の域 汐田大輝
お嬢さん類語辞典に似ているね 汐田大輝
頭角を現わすまでは蛇苺 汐田大輝
玉ねぎをむしっていくと避雷針 汐田大輝
ぬるま湯に浸かったままで跳んでみろ 汐田大輝
道徳の時間になると虫の息 汐田大輝
擬人化と言われ不服な枝でいる 雷
図書館に二回返した本を買う 雷
新しい更地と通じ合う耳だ 雷
首を切りなさい配信をしなさい アイン
鼻から牛乳が出るまでが夕日 アイン
目隠しをされて雛は連座制 江口ちかる
目を吸ってくちびる吸って鯛のお頭 休職さん(仮)
わたしだけさしあたりをもっていない 蔭一郎
眼帯の反対の目に雪模様 蔭一郎
いちょうおちばいちょうおちば両手をあげなさい 蔭一郎
さみしくて針千本の針を抜く 蔭一郎
すき焼きの湯気に消えゆく父と母 蔭一郎
歳末やヨドバシカメラに並ぶトランク 堀川朽葉
冬もみぢ婦人警官また怖し 堀川朽葉
いいともに呼んでもらえなかった人々 もりや
徒歩三十分かかる場所のファーーーー 猫屋敷メグル
残り香に4bitしか残せない 猫屋敷メグル
眠れないたびに鉢植えを並べる 猫屋敷メグル
瞳の中で反復横跳び 猫屋敷メグル
意味という月見草だけ食べている 猫屋敷メグル
肉が好きポインセチアの赤が好き カオルル
寒波来る夜を少年探偵団 カオルル
すきやきは初めてといふ腐女子かな カオルル
使い捨て懐炉の落ちてゐる奈落 カオルル
蜜柑一つ貰ひて指のうれしがる カオルル
右利きのグローブだけの児童館 中村 マコト
本当にほんとうの小指と小指 胡椒黒
窓を拭く、黒すぎて興奮する、 胡椒黒
火星なかんばせ苛性ソーダ間一髪な一揆だそうだ 石原とつき
知恵の輪Jrの九官鳥は帯に短し精霊流し 石原とつき
酢牡蠣にみだれによだれはみだしなみ太陽は不思議 石原とつき
吊革が沼の底までおりてくる 小沢史
亡き国のプテラノドンなら 安いのか 鯖詰缶太郎
狼煙だったんだね芋が焼けたけど 西沢葉火
柿落葉カタストロフィの可燃性 三明十種
*
税重し算用果てぬ年の暮 鈴木正巳
線画の嵐だった中島みゆき 西脇祥貴
さよならを重ね着してくポプラの樹 石川聡
ミルハウザーの夜だつた Nichtraucherchen
にくらしいネジを夜空に打ち上げる 佐井杜有
しゃぼん玉ぼくのなかでも遊んでよ ひいらぎ
円滑に円すべり落ち 笛地静恵
柿落ち葉実はフリーザーにひしめきて Chronic
やってきたオリオン目立つこの幕が なさわご、
脱衣所は地獄への門 塩の司厨長
留守番の仔狸がゐる等高線 美蟲角
今夜だけ外をのんびり歩きたい 涼
満月を言い訳にして電話したい 気まぐれさん
終わらぬ空にイヤホン放る アリタ別館
夭折の君の宛名はオリオン座 akao
雨雪が降っても君はまだ来ない 水彩
桜餅と名付けるにはまだ早い 季川詩音
赤赤とポインセチアが吠える窓 片羽雲雀
くちびるの蠕動あやめ冬牡丹 砂原妙々
分かつ足跡再び交じるまで 天然石アクセサリーkiki’s
人も恋人猫も恋人午睡せり まどけい
買いません 黒の金曜 だからこそ 霧雨魔理沙
蕎麦も打ちますよ蒙古斑ですけど ぼーけろいど
会うたびにをどんどん好きになって冬 東こころ
スノードームからこっち見んな鼠 輪井ゆう
記憶まだしてないパスワードを弄るパスワード 松本清展
*
不備あって豆腐の角がクレムリン 月波与生
◆ 短歌
漫画には下手ウマがあり人にもそう 凸凹の面で歩いてゆくよ 水の眠り
ないのならないほうがよく生きやすい灰汁を抜かれたつまらない人 水の眠り
ぬくもりが煩わしくてレトルトのカレーを冷めたお米にかける 非常口ドット
駄目だね 小さく笑ったあなたの口許からころころころころ 青海波
七十代男女が上がるちょうどいい喫茶リストを登録してる 胡椒 黒
半角の 文字が流れる 青い部屋 泳げないから 膝を抱える モロッコひろみ
なにもかも放り去りたい夜があり尾崎豊が蠢いている 砂のような
『しにたい』を 細かく分解 いたします 『さむい』になった? よし風呂入ろ 半岬チロ
*
ぜんぶ夢だったと思うことにする そうじゃなくても、そういうことにする 安藤 蜜豆
3人で盛り上がってる席があり 10人以上で静かな席 銀蔵
駅前のスーパーの名は二年ごと名前が変わり落ち着きがなく 砂のような
朽ちていくその姿さえ美しい あなたのように死んでいきたい 何となく短歌
理想とは瓦礫の上の万年筆冬の来訪予感している 『理想』 あづみのマルコ
夜に溶け取り除けない君の愛 わたしたちずっと朝を拒んだ 夜ポエム寄る?
人付き合いも 納豆パスタの正解も 分からないままもうすぐ三十 藤岡あや
いつかこのままならなさの皺寄せが全部まとめて来ませんように えみ
あの時母さんの内側に何があったんだろう「あっ」という瞬間 雨声
◆ 詩
投稿ありませんでした。
◆ 作品評から
蜜柑一つ貰ひて指のうれしがる カオルル
~みかん貰い手の喜ぶ。なんて楽しい句なんでしょうね(さちの扉)
ぜんぶ夢だったと思うことにする そうじゃなくても、そういうことにする 安藤 蜜豆
~そっかあ…そっかあ…を繰り返すだけの人になってしまいそうですね。こんなこと、もしも言われたなら。(榎坂蓬ゐ)
なにもかもおにぎりにして狂いたい 真白
~真白ちゃん…狂いたい…..のか(yoshito俺流ですが。なにか?)
いいともに呼んでもらえなかった人々 もりや
~懐かしいですね。私も呼んでもらえませんでした。大半がきっとそうだと思います。(季川詩音)
酢牡蠣にみだれによだれはみだしなみ太陽は不思議 石原とつき
~色々と韻を踏んだり韻を踏んだようで踏んでなくて、面白いです(F・骨)
ないのならないほうがよく生きやすい灰汁を抜かれたつまらない人 水の眠り
~灰汁を…のあたりいいなぁ(とるばどーる)
なるようになつて海鼠の勢揃い しまねこくん
~お辞儀は45度です!「いらっしゃいませ!!!」「いらっしゃいませ!!!」「いらっしゃいませ!!!」(よもやま さか)
すき焼きの湯気に消えゆく父と母 蔭一郎
~映画、『異人たちとの夏』の両親をすき焼きでもてなす場面を思い出しました! なぜか、修学旅行で九州に行った時にあの映画のポスターを見て、ずっと気になっていて、大学卒業してから観ました。九州→長崎→オランダ人の話と思っていたら全然違っていました(中川 晶子)


