さみしい夜の句会報 第261号を発行しました

さみしい夜の句会
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像提供:preserved-eggs、Pixabayより

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さみしい夜の句会報 第261号(2026.2.15-2026.2.22)

第261号の参加者は48名でした。ありがとうございました。参加された方の1作品以上を掲載しました。掲載のない方、誤字脱字等ありましたらDMにてご指摘下さい投句はテキストにてお願いします。テキスト以外の投句は週報に反映しませんのでご注意願います。

満天の星川柳誌上大会の締切が28日と近づいてきました。投句は(https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfK9yB6E9yLf3nD0sIsQ0hrEGqYATBqYidRdkLZTDMufW7ytA/viewform) から、参加費は(https://mantennohosi.official.ec/)から購入ください。たくさんの投句をお待ちしております。

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◆ 参加者(48名)

クイスケ、しまねこくん、宮坂変哲、石川聡、山田真佐明、織田奇妙丸、Nichtraucherchen、輪井ゆう、あづみのマルコ、月階柚、雨声、桑原雑、ふくろうたかこ、蔭一郎、鈴木正巳、田中美蟲角、汐田大輝、笛地静恵、水の眠り、西脇祥貴、雷(らい)、真白(ましろ)といいます。、ふくろうたかこ、涼、つきの さかな、台風のめ、空野つみき、まどけい、akao、ゆうたま、水彩、しろとも、青海波、安藤 蜜豆、砂原妙々、季川詩音、山羊の頭、あしあと、非常口ドット、片羽 雲雀、栗井ゆずる、月波与生

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◆ 川柳・俳句

知らない人の送別会の凍夜 クイスケ

UFOに団塊世代監視させ クイスケ

底知れぬ所に巣を作るサロメ クイスケ

玄関に踏絵裏口にも踏絵 しまねこくん

凍夜から一羽の鶴を削り出す しまねこくん

風船をひたすら撒き散らす地雷 しまねこくん

春キャベツだけが詰まつたランドセル しまねこくん

うらめしと湿布の数をかぞえてる しろとも

感情にスキムミルクをぶち撒ける 汐田大輝

真っ黒な野望が焦げてホッキ貝 汐田大輝

板の間の板を剥がして月を見る 汐田大輝

回転が不足している玉子焼 汐田大輝

トンネルの遠くきこえる藍の花 空野つみき

光芒に閉じこめられる脳の襞 空野つみき

空白のバウムテストに指が這う 空野つみき

読みかけのページの外にある昼間 蔭一郎

すでに共犯ころがるボタン電池 輪井ゆう

白湯飲んで細雪から凍夜降る 山田真佐明

雪道に大福3個忘れてる 山田真佐明

少年が旅の土産に買う木刀 宮坂変哲

すでに共犯ころがるボタン電池 ナル

   *

タコ棒天くちを逸れ熱海発 石川聡

晩餐のアスピックの中鯉泳ぐ 大山 晶子

宵闇に寒々浮きし水仙よ 織田奇妙丸

沈黙だけは残さない Nichtraucherchen

幸運がアディオスと言う ふくろうたかこ

まっぴるままっぷたつ鞄に手のない手相 石原とつき

連れ立ちて白線流す雪解川 鈴木正巳

野仏の霜掃いたる遍路かな 田中美蟲角

停戦に目を描いて中島みゆき 西脇祥貴

確信をぼんやりともつ運転席 雷

春風や午睡する吾子受験すみ 真白

冴え返る君のライダースが硬い akao

ブッタイを集め親子ができた夜 ゆうたま

凍夜来る震災の疵忘れまじ まどけい

三つ星よ君等は並んで羨ましい 水彩

月のない夜に発狂する蝶々 安藤 蜜豆

ラブレターが遺書になるという覚悟 季川詩音

雪と夜に彩度を奪われふりだしに戻る 非常口ドット

春暁の夢も現も不採用 片羽雲雀 

    *

心音を消すためだけに飼う小鳥 月波与生

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◆ 短歌

ゆつくりと沈む砂時計裏返すたびにあなたを好きになりゆく あづみのマルコ

たとへばと前置きばかり増えてゆく本音はポケットの穴から落ちる あづみのマルコ

「そうだった、人はいつでもひとりだわ。空の果てにはだれもいないわ」 つきの さかな

花束を抱えることはないけれど人に知られず花びらになる つきのさかな

就活で黒くした髪解いてく 午前三時のベランダの空 月階柚

街灯の少ない合宿教習所 S字クランクは少し宇宙 月階柚

   *

幸福の形整えるきみとぼく、どこにあるのか右脳パン屋さん 雨声

花冷えの凍土に咲いた花一輪あはれ真白の闇に沈まん 桑原雑

ひろかけらひろいあつめてひととなりひとひとひとらひととひととき 笛地静恵

すっかりと複雑になった赤ちゃんは白いお粥をうんちに変える 水の眠り

明日から 朝飲む白湯に 蜂蜜と 生姜とレモン 絞って飲もう 涼

カーテンを閉め切ったままの寝室に空を貼っても便りはこない  台風のめ

遠くでは汽笛が鳴ってる急がなきゃ 銀河鉄道の切符を握って 青海波

うすらひの割れぬやうにと息をして傷は静かに場所を得てゆく  砂原妙々

私を傷つけないで…云いながら及ばぬ思考あの人は何故 山羊の頭

もう一歩だって動けないの 君がいた記憶が首に絡みつくから あしあと

融け清水この器からあふれだしあの日あおいだ空に恋々 栗井ゆずる

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◆ 詩 

並んで歩く
星の夜
叶えられぬ願いを
つぶやいて
空の彼方に
溶いてしまう
ああ
さかしまに
汚してしまった
あなたは
もう願いなど と涙も忘れるのか (山田真佐明)

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◆ 作品評から

凍る夜は静香の脈に触れてみる 汐田大輝 
 ~違和感は「静香」。誰なんだと思うがこの句はドラえもんのキャラを詠んだ連作の1句なので源静香野のことだとわかる。わかっても句の内容がまるで分らない。(月波与生)

三度目のいないいないで凍りつく クイスケ 
 ~いないいないばあっ!の「いないいない」まで3回言うと凍りつく呪文がかかっている。いったい何が起きたのだろうか。(月波与生)

凍結したねるねるねるねを飾る アイン
 ~ねるねるねるね、いかにも川柳向きの言葉だが使っているのを見たことがない。こういう句ができたとき「自分は天才じゃないか」と思いますね(自分だけ?)(月波与生)

オマエモナーオマエモナーと夜凍る しまねこくん 
 ~2月のテーマ『凍夜』の一句。抒情的な作品が多い中この句のヤレヤレ感は貴重。ま、夜凍んなくてもいいだけどね。(月波与生)

雪道に大福3個忘れてる 山田真佐明
 ~「雪道に大福3個忘れてる」。どれが雪で、どれが大福か区別がつかないのかもしれません。もしかしたら、ミニ雪だるまになってしまっているのかもしれません。(季川詩音)

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◆ 第261号句会報ダウンロードはこちらから

第261号句会報(PDF)

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