さみしい夜の句会報 第253号を発行しました

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画像はPixabayAlexaより

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さみしい夜の句会報 第253号(2025.12.21-2025.12.28)

第253号の参加者は54名でした。ありがとうございました。参加された方の1作品以上を掲載しました。掲載のない方、誤字脱字等ありましたらDMにてご指摘下さい投句はテキストにてお願いします。テキスト以外の投句は週報に反映しませんのでご注意願います。

#さみしい夜の句会 2025年最後の句会報の発行です。参加者の皆様のおかげて今年も句会を続けることができました。またアンソロジー「さみしい夜の句会」第4集は発行することだ出来ました。2026年、順調に継続できれば300回を迎えます。大会、アンソロジー5集の発行など何か記念になることを企画します。みなさまありがとうございました。よいお年をお迎えください。

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◆ 参加者(54名)

クイスケ、しまねこくん、藤岡あや、栗井ゆずる、三明十種、海月漂、美蟲角(びちゅうかく)、白水ま衣、笛地静恵、西脇祥貴、Nichtraucherchen、都まなつ、鈴木正巳、石原とつき、モロッコひろみ、あづみのマルコ、西沢葉火、真白(ましろ)といいます。、汐田大輝、大山 晶子、薄明かり、夜ポエム寄る?、砂のような、岡村知昭、塩の司厨長、蔭一郎、水の眠り、青海波、空野つみき、銀星星郎、しろとも、天然石アクセサリーkiki’s、雷(らい)、季川詩音、何となく短歌、よしぴこ!、安藤 蜜豆、山田真佐明、砂原妙々、宮坂変哲、ひいらぎ、流離するおかん時々オクラちゃん桃瀬、霧雨魔理沙、溺れる水草、雨声、まどけい、soukonisi、石川聡、松本清展、不思議な話のアイン、わたなべじゅんこ、麦 ちひろ、ShunSaito月波与生

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◆ 川柳・俳句

文字化けをごちそうに化けさせるサロメ クイスケ

ツチノコとじつはともだち 都まなつ

手のひらをえらぶ氷よよく眠れ 都まなつ

家出して歳時記になる 都まなつ

クリスマスたくさんの肉焼かれゆく 都まなつ

罰として食べている岩 都まなつ

折りたたみ傘は思春期 都まなつ

くちびるに触れる手前のシュークリーム 汐田大輝

じわりじわりと在家の蛇にくるまれる 汐田大輝

水飴が事切れるとき見せた思慕 汐田大輝

脆弱なトートバッグに替えて吉 汐田大輝

チンアナゴさえ都営大江戸線に乗る 汐田大輝

水圧の弱き冬至のシャワー浴ぶ 蔭一郎

兎に角をサイドスローで投げてみる 蔭一郎

とはいえを追い越してゆく消防車 蔭一郎

セバスチャン年末年始がだいきらい 蔭一郎

主婦の顔大根スパッと切る朝餉 真白

ペリー・ローダン完食す Nichtraucherchen

街路樹の枝を疑う町に着く 雷

約束を見てきたような寂しさだ 雷

「平成」の文字と並んだ顔を見る 雷

目のうらが目のまえになり珈琲飲む 雷

結露するオルガン奏者 白水ま衣

齧ると苦い二人称 白水ま衣

コンビニの中に改造された雨 空野つみき

満潮のコインロッカーから琥珀 空野つみき

カナリアになりたくなくて歯を磨く 岡村知昭

手首の溝を濯ぐ中島みゆき 西脇祥貴

初雪やみかんを剥いている時の音 休職さん 

手札揃わず仔猫のそっぽ アリタ別館

背骨抜くと沈みゆく商店街 アイン

山茶花や明日は見えます大丈夫 真白

揚羽蝶産まれよ二元論ひらけよ nes

うるさいと猫が鳴いてもマダムの手 山田真佐明

指先の狐火腹の中で燃ゆ 片羽雲雀

おいでおいでと穴埋める 石原とつき 

   *

かくれんぼ終わり煤逃げもう終わり しまねこくん

象鼻のブツ切りとある榾の盛 三明十種

さみしさが私を殺す 海月漂

時雨来て一つ減りゆく物語り 美蟲角

前のひとの黒いウンチ 笛地静恵

幽霊の正体は君か雪女郎 鈴木正巳

カフェも抹茶もどっちラテ 西沢葉火

女です赤赤咲きたい寒椿 真白

物を買うそれは自由の疑似体験 大山 晶子

26日になつたら買うケーキ 塩の司厨長

薄まった青を足す日はさみしくて しろとも

牡蠣うや環境破壊とはなにか 季川詩音

もみあげにもみあぐちから山眠る よしぴこ!

何をしても、病む。 安藤 蜜豆

人の子の生命線に刺さる釘 宮坂変哲

小さき灯燃へよと祈る聖夜かな  ひいらぎ

ひとつには なれぬ聖夜に 雨の音 霧雨魔理沙

水面には触れずに水を出ておいで soukonisi

ウラ窓全開全身フユ 石川聡

クリスマスイブイブは不眠の日 まどけい

3度目はぼくのマグマが許さない 清展

幽遠のコスプレイヤーの唇 アイン

   *

そして気化する虚偽告訴する少女 月波与生

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◆ 短歌

ぼくたちは 足があるから花には成れず 蜜蜂に頼らず愛に彷徨う  藤岡あや

鼻歌にメランコリックが混じるからあの日の曲は検索できず 水の眠り

   *

ねえ話 聞いてるいつもなぜそうも上の空なの何か気になる 栗井ゆずる

点(とも)りだす街の星座を見上げれば忘れたはずの 悔いも煌めく モロッコひろみ

手袋の指先だけが春を待つ触れぬままでも熱は移りぬ あづみのマルコ

街中のホリデー気分を吸い込むも平年並の冷たい孤独 薄明かり

靴下は吊るされたまま雨に濡れ冷えたからだにうんざりしてる 砂のような

夜が明ける全てを曖昧にする白で黒い冬を見つけられない 青海波

売れ残るケーキを過ぎて酒を買う逝ったサンタの体温の夜 銀星星郎

雪に佇む無言の杉に 祖父の姿重ねて 天然石アクセサリーkiki’s

かじかんだ指先包み温めるココアで疲れ癒やせよサンタ 何となく短歌

包装紙めいた光に包まれて行き場をなくした手が冷えてゆく 砂原妙々

とても大切だと思っていたものを手離したら なんだか楽になった 温いクリスマスイブ 流離するおかん時々オクラちゃん桃瀬

天井に漏れる外灯 針の音 止まらぬ思考転がるからだ 溺れる水草

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◆ 詩 

作品はありません。

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◆ 作品評から

26日になつたら買うケーキ 塩の司厨
 ~やっぱり値引き狙いですよね。最近は物価が上がってきてますから。でも、値引きされていても、「なんか少し高いな」と思うときがありますね。あと、売れ残っているのがキャラクター系だと、なんだか胸がキューとなって買ってしまいます。(季川詩音)

セバスチャン年末年始がだいきらい 蔭一郎
 ~ロッテンマイヤーさんに叱られることが増えそうですもんね…(わたなべじゅんこ)

かじかんだ指先包み温めるココアで疲れ癒やせよサンタ 何となく短歌
 ~優しいですね。きっと疲れてますよ。わざわざ遠いところから来て配ってるんですから。そして、全国のお父さん、お母さん、、おっっと失礼!とにかく癒されてほしいですね。(季川詩音)

何をしても、病む。 安藤 蜜豆
 ~こんな夜は独り身ロンリーが余計な拍車をかけて来るので、病める宵です。christmas関係無く病める時も生かされてしまった側で、生きていますが(笑)(麦 ちひろ)

ひみつばかりのアッコちやん Nichtraucherchen 
 ~いいね。こういうの大好きです。 〈幸せは歩いてこないので困る 北野岸柳)という酔っ払って書いたような句がありますが川柳の面白さはこういう句から始まるのではないかと思います。(月波与生)

段違い平行棒に干した鮭 蔭一郎
 ~自分が現代川柳を書き始めた頃はこのような構文の句が多かった。最近のネット川柳ではあまり見なくなったので廃れていくのかな、と思っていたところの蔭一郎句。 今もリアル句会では受けます。(月波与生)

今年の一字に畳を選ぶ クイスケ
 ~今年の一字に「畳」を選ぶ人は少ないと思うがこの句では選んだ。その違和感が面白さを誘う。「に」をカットして77の形でいいのでは。(月波与生)

マダムとの会話のツボが滝になる 山田真佐明
 ~「滝になる」の唐突感を「会話のツボ」でうまく距離を詰めている。(読み手は滝壺なる言葉を連想し唐突感が相殺される) (月波与生)

鉄塔になった少女のくらげ狩り 空野つみき 
 ~「くらげ狩り」が面白い。検索してもでてこないので作者の創作熟語だろうか。こういう言葉の生成が出来る人は強いよ。多作なのも〇。(月波与生)

人の子の生命線に刺さる釘 宮坂変哲
 ~破傷風気をつけて下さい(ShunSaito)

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◆ 第253号句会報ダウンロードはこちらから

第253号句会報(PDF)

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