さみしい夜の句会報 第248号を発行しました

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UnsplashNEOMが撮影した写真

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さみしい夜の句会報 第248号(2025.11.16-2025.11.23)

第248号の参加者は57名でした。ありがとうございました。参加された方の1作品以上を掲載しました。掲載のない方、誤字脱字等ありましたらDMにてご指摘下さい投句はテキストにてお願いします。テキスト以外の投句は週報に反映しませんのでご注意願います。

『ジュ二ークの山文学賞』は、はじめての試みなので投句が集まるかどうか毎日ドキドキしながら待っています。この句会ではジュ二ークの投句も結構あるし葉火句会も盛況ですがそれは無料だからとも言え、有料での募集で何人参加されるかとても気になるところです。締切りまで残り1か月ちょっと。ドキドキ。

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◆ 参加者(57名)

クイスケ、カオルル、中川 晶子、汐田大輝、あづみのマルコ、しまねこくん、藤岡あや、aoiaoi、塩の司厨長、真白(ましろ)といいます。、笛地静恵、天然石アクセサリーkiki’s、水井良柚(りょうゆう)、山田真佐明、Nichtraucherchen、砂原妙々、アリタ別館、石原とつき、蔭一郎、松本清展、都まなつ、水の眠り、西沢葉火、美蟲角(びちゅうかく)、宮坂変哲、岡村知昭、鈴木正巳、季川詩音、砂のような、西脇祥貴、安藤 蜜豆、青海波、雷(らい)、あしあと、不思議な話のアイン、東こころ、なさわご、霧雨魔理沙、三明十種、まどけい、おがけん、非常口ドット、石川聡、ゆずる、しろとも、nes、鯖詰缶太郎、雨声、ひいらぎ、片羽 雲雀、何となく短歌、古城えつ、夜ポエム寄る?、気まぐれさん、たけゆきこう、よもやま さか、月波与生

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◆ 川柳・俳句

遊女の額を単品で頼む クイスケ

意味から来て青へ去る中島みゆき 西脇祥貴

空白をなにで埋めるか星月夜 真白

哲学はコレステロールに満たされ アイン

ペコちゃんもカーネル・サンダースも冬着 蔭一郎

ガリレオと会う庭園の喫煙所 蔭一郎

冬服の下は裸の風呂上がり 蔭一郎

石垣の隙間にジャック・ニコルソン 蔭一郎

鞄から真鴨の顔だけ出る車内 蔭一郎

酸性の挙手はうるさい 都まなつ

抜き取った骨の水葬 都まなつ

重石まみれの古代都市 都まなつ

あらゆる草の食べ歩き 都まなつ

一兎も追えたことはない 都まなつ

午前四時から擬態:鳩 都まなつ

陰口のタン塩セット 都まなつ

天狼の子守唄ロジックは眠る 片羽雲雀

月に一度はほうれん草が転ぶ nes

つめたさも命と思う冬の海 しろとも

新旧のへのへのもへじ非売品 石原とつき

あおぞらともぐらの変をひた隠す 石原とつき

星の名に変わるあなたの記憶 藤岡あや 

寒弾や師匠がぼけぇと怒っとるで 鈴木正巳

ドレスコードの角隠し Nichtraucherchen

ラオスにもあった貴婦人製造機 汐田大輝

ドジャースの眉間に皺のドクトリン 汐田大輝

泣くときは甘海老になる老婦人 汐田大輝

十代に戻りたくなし冬の蝶 しまねこくん

マフラーが二本あつたら二本巻く しまねこくん

心から病の上をタンバリン 山田真佐明

ハロウィンの仮面のままでいい夫婦 美蟲角

特選を貰って欠けてくる余命 清展

甘鯛の「あ」の口先を煮てをりぬ カオルル

読み違えた文字で見えてはいた景色 雷

   *

気まぐれに戸を叩くひと初時雨 あおい

休み取ります馬鹿のため 笛地静恵

渋皮のメロディー唇で聴く 天然石アクセサリーkiki’s

冬の庭に訃報という名の静寂 水井良柚

冬ざればワインレッドの夜もあり 砂原妙々

あの頃は待ち切れないと思えた日 アリタ別館

シモーヌ・シニョウ器科通い 西沢葉火

ハロウィンの仮面のままでいい夫婦 美蟲角

小雪やチキンレースの半ズボン 宮坂変哲

きれいだねシカせんべいの降る今夜  岡村知昭

遠くまで来たのに、月がそこにいる 安藤 蜜豆

きみからの足跡ハートになって恋 東こころ

いつまでも海に揺られて寝ていたい なさわご

左耳、右耳ふさぎ冬の海 三明十種

カラカラの 喉が呟く 除湿やん おがけん

つめたさも命と思う冬の海 しろとも

ポチであろう 名前告げられ 冬の海 鯖詰缶太郎

きみ木の葉?もうすぐ握手ぼく狐 ひいらぎ

眠れないこんな日もあるJAZZを聴く まどけい

一匹の餓狼の狼雅 石川聡

もふもふのぬくもりを抱きしめて寝たい夜 気まぐれさん

   *

鏡文字に映える羅紗緬の微笑 月波与生

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◆ 短歌

石ころを弟が蹴る父が蹴る私が拾って妹が蹴る 古城えつ

LINE右上3本線の先 震える手では押せない「止まれ」 あしあと

   *

例外のような雪虫 何食わぬ年末なのか 秋和 明

作りかけ彗星の青を抱きしめて君の笑みだけ胸で鳴りだす あづみのマルコ

星の名をくれたあなたは戻らぬ 哀れにかがやくばかりの仔犬 藤岡あや

押しボタン式の人生なんてタダお待ち下さい唱える日日を  塩の司厨長

寂しさは言葉に出来ず柔らかく 抱きしめてみる遠き陽だまり 真白

ジャリジャリと足裏だけが泣いている絶望の淵 光はいずこ 水の眠り

真っ白なひっそり閑の手帳へと置いてみましたりんごをコトリ 砂のような

LINE右上3本線の先 震える手では押せない「止まれ」 あしあと

Chinese 金平糖と 踊りましょ 鍵盤上に 国境は無い 霧雨魔理沙

朝焼けか夕焼けだかに目をこするもうどっちでも良いやスランバー 非常口ドット

いつになく優しい君の一言に 隠された嘘 僕は傷つき ゆずる

駅近は本当に駅近くだと気付いた春はもう五年前 季川詩音

虹彩の目撃者が投げられた「どういう時に神様がいますか?」 雨声

そら浮かぶ かつては爪と呼ばれてた かけらのような一刷毛の白 何となく短歌

雨の日はタイムラインに泣かされる君にジェラシー醜いわたし 夜ポエム寄る?

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◆ 詩 


声がする森の湯気のたなびく朝
太郎は空気清浄機と遊ぶ

土の匂いが風に乗って夕焼ける
次郎は換気扇の手を抱きしめる

眼鏡がくもって昼にないた鳥
士郎は可視光線と昼寝の床にいる

猫と木魚とじゃれるマタタビの
永遠の地雷 試合 延長する(山田真佐明)

凍るまでいかぬ白息夜の
冷えきったざらりプールサイド
風呼ぶぬらり寝返りを打つ波
言霊のフカが散歩する
ゆらりぬらり打ち寄せ引いて
行ったり来たり少し狭い
背鰭が一つ背鰭が二つ
兎は剥いだことあるけれど
背鰭が三つ背鰭が四つ
羊なんて見たことない(青海波:『フカと夜』)

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◆ 作品評から

人よ寿司も回れば観覧車 西沢葉火
 ~本日スシローへ行ったら回転寿司レーンがガラリと変わっていて驚いた。もはや寿司は回転せず洗練されたオーダーシステムである。葉火さん、寿司は回らなくなったのだ。(月波与生)

胎内に眠りの浅いユニコーン 空野つみき
ツチノコを前立腺に住まわせる 岡村知昭
 ~体内に何かが居る2句。作家性が違うと住まわせるものがこうも違うものかと苦笑。(月波与生)

目貼してぺぺぺぺランは宇宙船 カオルル
 ~そうだぺぺぺぺランは宇宙船。ということを了解、消化できるがどうかが川柳の楽しみ方に関わるところ。了解すると手前の「目貼」の付け方にも関心してしまう。(月波与生)

鳥の名のひと文字をとり 都まなつ
 ~575の下5を取ったような句。 これでジュ二ーク完成型とみるかは微妙なところ。でもまずジュ二ークはこのような句会から展開されていくのだろう。(月波与生)

読み違えた文字で見えてはいた景色 雷
 ~思い違いってなかなか怖くて、一回そうだと認識すればそのまま過ごしてしまう。だから全く違う景色が見えてるんですよね。(季川詩音)

鞄から真鴨の顔だけ出る車内 蔭一郎
 ~何と可愛いらしい(たけゆきこう)

作りかけ彗星の青を抱きしめて君の笑みだけ胸で鳴りだす あづみのマルコ
 ~上の句「作りかけ彗星の青を」が好きです。流れる星の若い青色がイメージできました(水の眠り)

ラオスにもあった貴婦人製造機 汐田大輝
 ~「ラオスにもあった貴婦人製造機」。「にも」ということは、他の場所でもあったのだろうと思います。貴婦人は、単に身分の高い女性のことだけではなく、マスコミが用いる鉄道用語でもあるようです。なかなか面白いです。(季川詩音)

シモーヌ・シニョウ器科通い 西沢葉火
 ~泌尿器科へ行くときにふと呟いてみた、そんな感じの12音。シモーヌ・シニョウ氏の御身体の具合、心配になります。フランス語の音感っぽさを駄洒落っぽく一句にしがら、シモーヌ氏の足取りの重さと寂しさが、読んでて伝わってくるのは、どうしてなのでしょうか。(岡村知昭)

マフラーが二本あつたら二本巻く しまねこくん
 ~十本あったら八本巻く(よもやま さか)

耳、右耳ふさぎ冬の海 三明十種
 ~一句の中にミが6つもある! ミ由来のmの子音とi母音の畳み掛けによる独特の韻律感が気持ちいい〜(石川聡)

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◆ 第248号句会報ダウンロードはこちらから

第248号句会報(PDF)

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